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zoom RSS 脳細胞はどんどん生まれる

<<   作成日時 : 2014/09/16 19:03   >>

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人間の脳細胞は生まれたときに1000億個の脳細胞を準備しているが、その後は増えることはなく歳をとるごとに死滅していくものだ、というふうに思い込んでいませんか。

その考えはもう40年前の科学です。
完全に捨ててください。

人間の脳細胞は増えない、新生しないという常識が昔ありました。
昔と言ってもたった40年前ですから今でもそれを信じている人は多いでしょう。


最初に脳細胞も新生しているかもしれないことに道を切り開いたのが1830年代にアメリカのノッテボームという科学者でした。

彼はカナリヤがなぜ鳴くのか研究していたのですが、あるときこんな疑問を抱きました。
「どうしてカナリヤは毎年違うメロディーで歌うことができるのだろう」

ノッテボームはカナリヤに標識チミジンを毎日注射し放射性の水素を追跡することにより脳の多くの箇所で新しい神経細胞が誕生していることを発見しました。

その後の研究で
・ 新しく誕生した神経細胞は脳内に多数存在するグリア細胞ではない。
(グリアとはギリシア語で「糊」と言う意味で、グリア細胞は神経細胞にくっついて神経細胞を支え、栄養と酸素を供給、死んだ細胞を取り除く役割をしている)

・ 新しく誕生した神経細胞は、聴覚刺激に正しく反応したことから回路に組み込まれ正常に機能していることを確認した。

脳科学の世界では脳細胞は増えないという「常識」が初めて揺さぶられた瞬間でした。
しかし、常識に反する発見はいつの世でもそう簡単に受け入れられません。特に科学の世界ではそうです。

当時の脳科学のドン、ラキクは「たかが鳥じゃないか」と軽く一蹴しました。
脳科学界のドン・ラキクはクロアチアの出身で、1933年29歳のときに奨学金を得てアメリカへ渡り、アカゲザルを使った脳科学で実績を積み重ね当時は脳科学界ではボス的存在になっていました。


ラキクはなかなか能弁の人だったらしくノッテボームのカナリヤの実験いついて次のように述べています。
「わたしの話す英語はクロアチアの訛りがありますが、これは脳が古い神経細胞を使っているからです。もし新しい細胞で英語を覚えたとしたらクロアチア訛りは出ないはずです」
そしてさらに続けて
「もし古い脳細胞が死んでしまうなら、わたしがクロアチアに帰国したときわたしは母親を識別できないでしょう」

脳科学界のボスに批判的な意見を述べられたノッテボームの研究はあまり高い評価を得ることが出来ませんでした。
その後も数々の科学者が脳細胞は新生している可能性について研究成果を発表しています。が、ラキクの否定的な評価によって重要な発見とされることなく、しかも研究者は閑職へ追いやられるという状態でした。そのためラキクと真っ向から対立する科学者は現れませんでした。


突破口を開いたのは若手の女性科学者エリザベス・グールドでした。
26歳の彼女は当時ネズミの脳について研究していました。

ネズミの副腎を取り除くと脳細胞が大量に死んでいくことを発見しました。
副腎はストレスを抑えるホルモンなど多種多様なホルモンを分泌しているので、ストレスに晒された脳細胞が死滅するものでしょう。

ところが彼女はある不可解な事実の説明に困っていました。
脳細胞が死滅した後の脳細胞の数を数えてみると、死滅する前と変わらないのです。
何度数えても間違いなく脳細胞の総数は変わっていないのです。

ヒントを得るために彼女は図書館に篭りきりになりました。今のようにインターネットのない時代ですから脳科学に関する研究論文を丁寧に読んでいきました。
その中にはもちろんノッテボームの論文もありました。そして数々の葬り去られた脳細胞は新生しているという論文も発見しました。

彼女はそのとき初めて気がついたのです。
死滅した細胞の数だけ、新たに細胞が生まれているのだ。
それなら脳細胞の数が減らない理由に説明がつく。

こんな単純なことになぜ早く気がつかなかったのでしょう。
それは「脳細胞は新生しない」という常識であり、それに反することは「考えてはいけない」という常識でした。


ここから彼女グールドと学会のボス・ラキクとの熾烈な対立が始まりました。
しかし時代は以前とは違っていました。
グールドの研究成果を認める人も現れ、彼女は閑職に追いやられることもなくラキクと戦うことが出来ました。

最後にはラキクも自分の研究対象であるアカゲザルの脳にも「少し」「とても見つけにくいが」新生細胞が認められると発表しています。

グールドは言っています
「あらゆる動物の脳に新生脳細胞は認められ、しかもかなり広い範囲に渡っている」
と。
ラキクの「少し」「とても見つけにくい」というのはもはや負け惜しみの言い訳となりました。

科学の世界では
今の常識は後世の非常識になりうることが多々あるわけです。
ですから、今話題のSTAP細胞はあるかもしれません。


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