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zoom RSS 降圧剤のABCDルール

<<   作成日時 : 2013/11/02 21:26   >>

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ABCDルールはヨーロッパで使われている高血圧患者に処方する降圧剤のルールです。
このルールは高血圧患者の年齢によって処方する降圧剤を考えようというルールです。


まず年齢の若い人(イギリスでは54歳以下としています)には、「A」または「B」の降圧剤を処方しようということです。


」は「ACE阻害薬」(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)

アンジオテンシンU受容体拮抗薬」(ARB=アンジオテンシン受容体ブロック)
です。

ともにレニン・アンジオテンシン系の働きを抑え、血管の収縮を防ぐ薬です。
(レニン・アンジオテンシン系…腎臓から分泌されるレニンという酵素から玉突きで起きる血管収縮作用)


」はβ遮断薬です。
ベータ遮断薬はノルアドレナリンが交感神経に入るのを防ぎ心臓の機能を抑制する降圧剤です。


「A」と「B」を処方するのはイギリスでは54歳までですが、高齢者一歩手前という意味からすると日本では65歳ぐらいまでは適用していいでしょう。



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65歳を越えた高齢者に処方する降圧剤は「C」と「D」です。


」は「カルシウム拮抗薬」です。
この薬を飲んでいる人はグレープフルーツを食べると降圧効果が出すぎるのでグレープフルーツ禁止の降圧剤として有名です。


」は「Diuretic (利尿)」の頭文字で「利尿薬」です。

高齢者は動脈が硬くなっているのでレニン・アンジオテンシン系の働きが悪くなっているため、血管の抵抗を緩めるカルシウム拮抗薬や水分の排出を促す利尿薬を使おうというわけです。
最終的に使われる利尿薬は古くから使われている降圧薬で、薬価も安いです。1錠13〜25円ぐらいです。




アメリカの国立研究機関が1994年から行っている試験でALLHAT(オールハット)という試験の結果では、利尿薬も他の降圧剤と同程度の降圧効果があるとしています
さらに腎臓にいいとか、心臓にいいという副次的効果についても同等であるとしています。



ALLHATは公的機関なので製薬会社の都合のいいところだけを取り出して報告されているということはありません。

ALLHATは次のようなことも発表しています。参考にしてください。


ALLHATの試験対象ではアメリカの55歳以上の高血圧患者2万4000人を4つの群に分け、それぞれに利尿薬、カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、アルファ遮断薬を飲んでもらいました。

α遮断薬は他の降圧剤に比べ明らかに心不全の起きる率が高く、かつ上の血圧が2〜3mmHg高いので途中で試験対象から外されました。


その後も試験は続けられましたが、3種類とも合併症の予防効果には変わりないということでした




だだし、他の機関から利尿薬は他の降圧剤より糖尿病になる確率が高いという試験結果が発表されています。

ただし利尿薬は他の薬より心筋梗塞や脳卒中を抑える効果が高いことも分かっています。


糖尿病のリスクをとるか、心筋梗塞や脳卒中のリスクをとるかという問題です。
命に関わるリスクはどちらでしょう?


なお、利尿薬は体に溜まっている水とナトリウムを体外に排出しますが、同時にカリウムも排出してしまいます

カリウム不足にならないようにカリウムの多いリンゴやミカンなどの果物を多く摂るように心がけなくてはいけません。


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